オリジナルセッション神奈川Os-7事務局からのお礼の言葉 2022.9.27

 防災推進国民大会「ぼうさいこくたい2023KANAGAWA」は、事務局発表で16000人もの入場者があり、成功裏に終わりました。

 オリジナルセッション神奈川Os-7も、終始盛会であり、全国から集った多くの皆様に発信し、また交流することができ、達成感を共有して総括することができました。

 オリジナルセッション神奈川Os-7ホームページである、bosai-kanagawa.netには、プログラム、大会ページ、講演要旨一覧、参加者数集計報告、総括、風景写真等を掲載しましたので、ご覧ください。

思えば、4月の出展申し込み。6月に内閣府からの9団体を統合することの通知。

そこから、そもそも独立した9団体が教育学部棟6号館101講義室で合同開催しなければならないという難題に直面しました。

プログラムの再構築、展示スペースの工夫と設計、進行計画の共有と運営体制固め、独自ホームページの立ち上げなど短期間で多くの課題解決が必要でした。

防災・減災を推進したいという熱い思いは同じでも、異なる構想を調整する困難さがありました。

しかし、皆様の情熱と連携力、それぞれの専門性の発揮により、オリジナルセッション神奈川Os-7構想は、プログラムも、会場設計も、推進体制も具体化することができ、ぼうさいこくたい2023の2日間に実を結ぶことができました。

研究と実践のすばらしい成果を発表、展示いただいた皆様、Os-7の名のもとにご尽力、ご協力いただいたすべての皆様に、Os-7事務局一同を代表して心よりお礼申し上げます。

ありがとうございました。

最後になりましたが、Os-7のテーマである「神奈川の関東大震災から100年の教訓を未来につなぐ」のテーマを胸に、神奈川の防災の未来に向けて今後とも連携して推進していくことを提案させていただき、事務局長の挨拶とさせていただきます。

2023年9月23日

ぼうさいこくたい2023KANAGAWA

オリジナルセッション神奈川Os-7

事務局長 鷲山龍太郎

ぼうさいこくたい2023全体クロージングセッション挨拶

 2日間にわたる「ぼうさいこくたい2023」へ参加された皆様、お疲れさまでした。今回このイベントでは、皆様のご協力により素晴らしいイベントになったと思います。終了にあたり、まず内閣府、神奈川県、横浜市を始め会場を提供下さった横浜国立大学に感謝申し上げます。

 今回は、毎年開催されて来た「ぼうさいこくたい」の8回目ということで、かなりの実績を踏まえた企画で開催されたと思います。

 それぞれの開催地で、大きな成果を挙げていると思います。今回も神奈川県で開催されるということで、そのことを最重要点として考えて私共の企画を進めてきました。

 本年4月から神奈川県のイニシアチブの基で、4回の現地情報共有会議を開催していただいいて、情報共有化と「神奈川県の特徴」という点について検討と相談を重ね、企画を進めてきました。

 特に、私達はオリジナルセッションOs-7として、9つの団体が連携して2日間通しで特徴あるセッションを開催させていただきました。非常に短期間で多数の団体の連携を図るということで、難しさもありましたが、皆さんのご協力で無事終えることができました。

 今後大きな地震災害の発生とそれによる大震災が危惧されていますが、今回の「ぼうさいこくたい2023」の経験が生かされて、これからの防災・減災活動に有用な原動力となること期待したいと思います。

 また、今後の皆様の地域防災活動の益々の発展を願っております。有難うございました。

2023年9月18日

             ぼうさいこくたい2023現地情報共有・連携会議
                   神奈川大学名誉教授  荏本孝久

全体クロージングセッション挨拶(中継)

9月18日14:30からの

ぼうさいこくたい2023 オリジナルセッション神奈川 Os-7 総括の⾔葉

    オリジナルセッション神奈川 0s-7 への出展のために、防災・減災に向けて取り組む神奈川を中⼼とした仲間が、未来に向けた叡智を結集することができました。     
   ぼうさいこくたいに出展を応募した9団体を中⼼に、多くの仲間がオリジナルセッションとして連携し、2⽇間にわたり「関東⼤震災から100年の教訓を未来につなぐ」というセッションテーマのもと、五つのセッションとバラエティーに富んだ展⽰をしました。

 第Ⅰセッションでは、関東⼤震災の地球科学的な原動⼒と震源地の理解から、神奈川・横浜の被害実態、防災活動の実際に迫りました。

 第Ⅱセッションでは、関東⼤震災の再来の想定から、⾃助の基本となる、地盤理解、耐震化、震災後の⽣活再建、電⼒等インフラの被害と影響を考察しました。

 第Ⅲセッションでは、関東⼤震災や東⽇本⼤震災、スマトラ地震の伝承を学び、教訓を⽣かした市⺠活動、学校と地域、研究者が連携した防災まちづくりと防災教育の先進事例から、共助のコミュニティづくりができる未来を展望しました。

 第Ⅳセッションでは、神奈川で多年にわたり取り組んできた市⺠活動を発表し、それぞれの展⽰物とともに来場者とも交流を深めました。

 第Ⅴセッションでは、神奈川県でも実際に被害があった令和元年台⾵19号について、気象学からの専⾨的な⾒⽅を学び、被害を⽬撃しての研究、実際に被害を受けた会員の体験と考察、そして被災後対策の実践的な取り組み⽅について学びました。また、理念・ツールとしての地区タイムラインについて提案させていただきした。

 29のセッション発表、そして叡智の結晶である展⽰物からは、次の3つの観点を抽出して総括できるように私は思います。

 第1に、関東⼤震災が神奈川直下で起きたプレート境界型地震であり、神奈川の震度も被害も他のどこよりも⼤きかったということの事実を⽰すこと。

 第2に、⾃助、共助、公助の連携により新時代の災害に対応できる防災⼒の向上を⽬指すということ  

 第3に、災害の予防、災害直後の対応、復旧復興まで、時系列で⾒通しをもった対策の確⽴すること。

 この3点にまとめられると思います。

 関東⼤震災から百年、阪神淡路⼤震災、東⽇本⼤震災、激甚化する⾵⽔害の教訓から昇華された、Os-7 からの提⾔は、未来の防災への道を照らす光を放ち続けることと思います。

    今回、Os-7 のシンボルとして、また連携のツールとして、bosai-kanagawa.net  のホームページを⽴ち上げました。そこには、講演の要旨、資料リンク⼀覧がアップされており、今後は、展⽰の様⼦なの写真や資料この熱気を伝えていきたいと考えます。このホームページの今後の運⽤については、これからの課題ですが、今回の記念としてだけでなく、未来につなぐ情報共有と連携のツールとなればと願います。

    最後となりますが、これまでの研究と実践の成果として、ご講演、展⽰をいただいた皆様、ボランティア精神で運営にご尽⼒いただきましたスタッフ・サポーターの皆様、そしてご来場いただきました全国の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
 そして、神奈川の防災、⽇本の防災の未来に向けて、今後とも、ますますの連携をお願いします。
 以上をもちまして、ぼうさいこくたい2023、オリジナルセッション神奈川 Os-7、総括の⾔葉とさせていただきます。

2023年9⽉18⽇

オリジナルセション神奈川 Os-7 事務局⻑
「防災塾・だるま」代表 鷲⼭⿓太郎